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りんごの郷 エンジョイ生活【54】 ~こごみ&フキノトウ!!~

2022.06.03 りんごの郷enjoy生活

 市内の桜も散り、時々気温が夏日を記録する今日この頃。


初々しかったフキノトウも堂々と背丈を伸ばし、ここにいるぞーとばかりに存在感を示すようになりました。


この時期、もうフキノトウは灰汁が強く食べられません。


ところが、りんごの郷には季節を逆行したような初々しいフキノトウが届いたのです。


「雪が消えて、やっとフキノトウを取りにいけたよ。」


と、その方は残雪が残る標高の高い所から取ってきたフキノトウを満面の笑みで差し出されました。


毎年毎年楽しみにしてくれているからと、利用者さんのために山菜を届けて下さるのです。


本当にありがとうございます。


 早速、ホールにお出しすると歓声が上がります。


「こんなにいいフキノトウ、よくあったねぇ」


「それもこんなにたくさん!」


 さぁ皆さんの出番ですよー


あっという間に整えられ厨房に引き取られていきました。


メニューになるのが楽しみですね。


フキノトウは、食べられるようにするまで土やゴミを取ったり整えなければなりません。


しかし利用者の皆さんにとっては、その手間も楽しみの1つです。

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フキノトウ特有の香りがホールに広がり


「あ~早く食べたいね。」


「いつ食べられるの?あんた、ちょっと聞いてきてよ。」


「フキ味噌もいいけど、天ぷらもいいよねぇ。」


和やかで華やいだ時間でした。


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箱いっぱいの、こごみに


「うわ~こんなに!?」


と驚きと歓声が上がります。


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鮮度が落ちないうちに、厨房で調理いただき夕食には、お膳に小鉢が乗りました。


新緑色の小鉢は利用者の皆さんにも好評で、五感で春を感じられた一品でした。


利用者さんから、
「次は蕨、蕨の次はタラの芽、最後はタケノコだね!」


と畳み掛けられます。


利用者さんの笑顔を励みに山へ山菜を取りに行って下さる職員さんには感謝しかありません。


季節を食で味わうことができるって贅沢ですよね。


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こぼれ話・・・
管理栄養士の嘆き


「フキノトウがきれいに整えられたのはいいけれど量が少なくなっちゃった・・・」


「皆さん、灰汁が強い部分と思って念入りに整えてくれたんだよ。」


話を聞いていたケアマネから


「花が開いて化けたフキノトウでも煮れば美味しいらしいよ。利用者さんに頼まれてヘルパーさんが作ったんだけど、家でも試したら美味しかったんだって!」


「え~そうなの?!ヘルパーさんに今度作ったら味見させてと伝えて(笑い)」


季節の移ろいを感じられる日でした。

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